「起業したけど、全然仕事がとれない・・・」
「独立したはいいけど、収入がないから食べていけない・・・」
最近は、個人で起業する方も増えましたが、起業生存率は5年後には50%未満というデータもあります。
僕は起業して11年になりますが、途中で全く仕事がとれずに廃業も覚悟した経験もあります。
また、僕自身、WEB集客のコンサルやビジネスのコーチングをやっていく中で、起業したけど思うようにいかずに辞めていく人も少なからず見ています。
その時の経験も踏まえて、僕なりの起業したけど仕事がなかった原因、そして、どうやってその状況から抜け出すことができるのか?
起業したけど仕事がない原因と解決策を書いていきたいと思います。
起業したけど仕事がない最大の原因とは?
起業したけど仕事を獲得できない最大の原因、理由は何か?
それは、
「マーケティングの理解と実践ができてない」
からです。
「いやいや、そんなことわかっている。起業塾も行ったし、コンサルも受けた。でも、うまくいかないから困っている」
そういう方も多いと思います。
僕もそう思っていました。
でも、それは本当の意味でもマーケティングを理解していないと思います。
多くの方はマーケティングというと、商品作りや集客のための発信や広告など目に見える部分ばかりに注力しがちです。
ですが、本来、マーケティングをやっていく上で大切なのは、徹底した
「お客様視点」
です。
「アナタにとっての理想のお客様とは誰なのか?その理想のお客様が悩んでいること、求めていることって何なのか?」
この「誰に」を明確にする必要があります。
逆に「誰に」が明確になっていなければ、商品もボヤっとしますし、発信も誰に向けて発信されているのかよくわからず、伝わりずらい刺さらない発信になってしまいます。
もし、この記事を読んでいるアナタが、
「アナタにとってのたった1人の理想のお客様とは誰ですか?その人な何に悩み、どんな願望を持っていますか?」
これに即答できなければ、ターゲットが絞れていないので、再度考えてみてください。
「買ってくれるお客様」ではなく「買って欲しいお客様」に売る
じゃあ、どうすれば自分にとっての理想のお客様を明確にすることができるのか?
そのポイントは、
「買ってくれるお客様」ではなく「買って欲しいお客様」
から考えるということです。
僕らはどうしても、
「早く売上が欲しい」
「お金を稼いで安心したい」
という気持ちが強く、早く結果を出したいので、
「自分の商品を買ってくれる人って誰だろう?」
というところを起点に理想のお客様を考えます。
要は自分ではなく、買ってくれるお客様に自分を合わせにいくようなイメージです。
一見、「お客様視点」に見えるかもしれませんが、このやり方で理想のお客様を設定するとどうなるか?
個人でビジネスする場合、確実に自分がしんどくなります。
お客様の要望に応えるのは大事なことですが、お客様に全部合わせていくのは、ただの言いなりです。
自分の価値観に合わない人や、価値観に合わないことまでやっていると、結果的に自分もしんどいし、本当に来てほしいお客様が来なくなってしまいます。
そうではなく、自分が
「この人の為なら全力でサポートできる」
「この人のお役に立ちたい」
と心の底から応援できる買って欲しいお客様、
「自分の価値観に合ったお客様」
を理想のお客様に設定することです。
そうすることで、自分と同じ価値観を持った人が自然と集まるようになるので、アナタもお客様も両方が満足できます。
理想のお客様の悩みや願望を知る4つの方法
では、理想のお客様の悩みは願望を知るためにはどうすればいいのか?
ポイントは「考える」のではなく、「知る」こと。
頭の中だけで考えると自分にとって都合のいい架空のお客様像を使ってしまいがちです。
ですので、考えるのではなく、知ることがポイントなります。
理想のお客様の悩みや願望を知るには、以下の4つの方法があります。
1、既存のお客様の中から理想のお客様を探す
既にお客様がいらっしゃる方であれば、その中から最も理想のお客様に近い人を選んでください。
「この人みたいな方がたくさん来たら最高だな」
と思える人です。
そして、その理想のお客様に直接、ヒアリングすること。
これが1番、理想のお客様の悩みや願望を明確にすることができます。
2、身近な人で理想のお客様に近い人を探す
既存のお客様がいない、もしくはいるけど理想に近いお客様がいない場合は、自分の身近なところで近い人がいないか探してみてください。
そして、これも同様に直接、お話を伺うことです。
場合によっては、インタビュー料を払ってもいいと思います。
アンケート用紙を配るだけだと、本音で書いてくれなかったりするので、直接お話を聞くのがベストです。
3、本屋でリサーチしまくる
既存のお客様がいない、身近にも理想のお客様に近い人がいない場合、本屋で徹底的にリサーチしましょう。
できれば、10冊くらい自分のターゲットが読みそうな本を買って調べるのがベストです。
本はお客様の悩みや願望が言語化されています。
どの方法をやるに関わらず、本のリサーチはやっておいて損はないでしょう。
4、過去の自分を振り返る
ターゲットが過去の自分であることは、よくあるパターンです。
その場合、当時の悩んでいたときのことを思い出して、悩みや願望を書き出してみましょう。
ポイントは、現在ではなく、その当時の自分を思い出すことです。
今は、当時より成長しているため、ターゲットとズレがあります。
当時のノートや日記などがあれば、全部読んでみて、どういう悩みや願望があり、どんな言葉を使っているかなどチェックしてみてください。
まとめ~徹底してマーケティングを学ぶことで道は開ける
起業したけど仕事がない最大の理由は、
「マーケティングの理解と実践不足」
であることが大半です。
そして、マーケティングの本質は、
「お客様視点」
ですので、そもそも自分にとっての理想のお客様が明確になっていないことには、ビジネスは成り立ちません。
アナタにとっての、たった一人の理想のお客様は誰なのか?
自分の価値観に合った理想のお客様を決めてください。
そして、そのお客様の悩みや願望を明確にして、言語すること。
それこそがマーケティングの土台になりますので、まずはやってみてくださいね。
参考になれば幸いです。